わたしの介護?! 2011
医療ニーズの高い介護を長期間経験した家族のケースを題材に介護を考える「わたしの介護?!」。平成22年度の3月12,13日にジャックと豆の木で開催予定でしたが震災のため6月4、5日に延期開催しました。
会場では昨年同様コソガイが鎌倉市内で取材し、地域とのつながりという意味で特に印象に残った高齢者施設、医療機関などを紹介したパネルとともに、今回は地域への働きかけの場として、特養内にオープンした地域の人も利用できるカフェやサロンの紹介パネルも展示しました。
ワークショップはそれぞれ7~8名が参加くださいました。話題提供者からの医療ニーズの高い介護の経験、先の見通しが立たない中で、家族として決断しなければならない苦しさや、要介護度が重い場合は使えるサービスの選択肢がほとんどない実態をうかがいました。
参加者からは介護保険とそれ以外のサービスを組み合わせて利用することの必要性やその例などのお話が出ました。また、介護保険では埋めきれない利用者に寄り添うサービスが点在している状況や、それらが個人の力だけでは存続が難しい現状も語られました。
さらに2日目は困難な介護の場合、制度を上手に利用すると利用者の負担も軽減できること、だからこそサービスや制度を今のうちから知っておくことの大切さのお話が出ました。介護制度の方向なども教えていただきました。今回の介護家族は経験からアロマを学び、子育てや高齢者を地域でむすぶ活動に活かしています。今回アロマをワークショップ参加者を対象に実践していただきました。
介護を対象に地域で助け合いを実践する人たちがいるのは、とても明るく素晴らしいこと。震災を経験した今、地域でのつながりと活動の大切さは以前にも増して語られるようになりました。さまざまな人の様々な活動に出会えた今回。地域で暮らし続けるために大切なことが見えた気がします。ご協力、ご参加ありがとうございました。
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