イベント

わたしの介護?! 2011

Img_7465 医療ニーズの高い介護を長期間経験した家族のケースを題材に介護を考える「わたしの介護?!」。平成22年度の3月12,13日にジャックと豆の木で開催予定でしたが震災のため6月4、5日に延期開催しました。

会場では昨年同様コソガイが鎌倉市内で取材し、地域とのつながりという意味で特に印象に残った高齢者施設、医療機関などを紹介したパネルとともに、今回は地域への働きかけの場として、特養内にオープンした地域の人も利用できるカフェやサロンの紹介パネルも展示しました。

Img_8284 ワークショップはそれぞれ7~8名が参加くださいました。話題提供者からの医療ニーズの高い介護の経験、先の見通しが立たない中で、家族として決断しなければならない苦しさや、要介護度が重い場合は使えるサービスの選択肢がほとんどない実態をうかがいました。

参加者からは介護保険とそれ以外のサービスを組み合わせて利用することの必要性やその例などのお話が出ました。また、介護保険では埋めきれない利用者に寄り添うサービスが点在している状況や、それらが個人の力だけでは存続が難しい現状も語られました。

Img_8285 さらに2日目は困難な介護の場合、制度を上手に利用すると利用者の負担も軽減できること、だからこそサービスや制度を今のうちから知っておくことの大切さのお話が出ました。介護制度の方向なども教えていただきました。今回の介護家族は経験からアロマを学び、子育てや高齢者を地域でむすぶ活動に活かしています。今回アロマをワークショップ参加者を対象に実践していただきました。

Img_6958s 介護を対象に地域で助け合いを実践する人たちがいるのは、とても明るく素晴らしいこと。震災を経験した今、地域でのつながりと活動の大切さは以前にも増して語られるようになりました。さまざまな人の様々な活動に出会えた今回。地域で暮らし続けるために大切なことが見えた気がします。ご協力、ご参加ありがとうございました。

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わたしの介護?!(鎌倉介護ガイドの交流イベント)

※3/11の地震災害のため延期しておりました「わたしの介護?!」は、6/4、5日に開催させていただきます。

被災されました皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。わたしたちは被災地の復興を祈り、できる支援をさせていただきつつ、 地域のきずなをいっそう大切にしていきたいと願っています。

Title11

高齢者世帯が増えるなか、一人が要介護状態になると、
残った家族にはどんなことが起こり、どんな選択を迫られるのでしょうか?
脳卒中の後、医療ニーズの高い介護を長期間経験しながら
前向きに暮らす家族のケースを題材に、
一緒に考えていきましょう。

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日時6月4日(土)、5日(日) 11:00~16:00
(ワークショップは下記参照)
●場所カフェギャラリー ジャックと豆の木
      鎌倉市由比ガ浜2-4-39  0467-24-6202
●参加:無料
●内容:事例をもとに介護を考える

 展示 取材にもとづく写真やイラスト、図などでわかりやすく紹介します。(終日)
     わたしの介護の物語(家族の介護の関連資料)
         家族はどんな介護や介助をするのかな?
        介護の様子や介護サービス、鎌倉の施設紹介
     地域での交流の場づくりの取り組み紹介
     医療介護と家庭の連携を支援する情報システム・MYSSIのデモ
 

 ◆ワークショップ1  6月4日(土) 13:00~
 「住民同士の交流の場をつくろう
 ~高齢者2人暮らし世帯での医療ニーズの高い介護を経験した家族や地域の視点から」Imagek600
  話題提供: 宮地一美(アロマセラピスト、患者家族)
                   大澤恵子(看護師・ケアマネジャー)  
         樋川芳夫(神奈川県高齢福祉課長) 
  ファシリテーター:入江麻理子(NPOコソガイ・鎌倉介護ガイド)

 
 ◆ワークショップ2  6月5日(日) 13:00~
   「医療や介護が必要になる前に知っておきたい
   医療や介護、福祉にできること、要介護者/家族にできること 
~3/12の事例をもとに 」Img_9752
    話題提供: 福島廣子(ふれあいの泉総施設長)  
           清田光子(東海大学付属大磯病院 看護部)
           樋川芳夫(神奈川県高齢福祉課長)
ファシリテーター:内山映子(MYSSIプロジェクト、慶應義塾大学特任准教授)

鎌倉介護ガイド主催、MYSSIプロジェクトとの協働企画。今まで取材したり、かかわりのあった介護家族や施設、医療、介護事業などを地域とのつながりという視点から紹介・展示します。介護の現場はたいへんですが「生きる温かさ」や「人とつながること」の大切さを教えてくれます。アロマの香りとおいしいコーヒーとともに、介護のこと、家族のことや地域について、ご一緒にお話し、これからもつながりのある地域をつくっていけましたら幸いです

昨年の様子の記事はこちら

連絡先:0467-24-6202(ジャックと豆の木)
主催:NPOコソガイ(鎌倉介護ガイド)/共催:MYSSI(ミッシー)プロジェクト
平成22年ともしび推進運動助成事業

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わたしの介護?!2010報告

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医療や介護に携わる方、ご家族を介護した方からいろいろな経験談をお聞きし、「つながり(=連携)のある介護」について一緒に考える展示とワークショップを3月6,7日カフェギャラリー ジャックと豆の木で開きました。

Img_9763 あいにくの天気でしたが、両日で約100人近くのお客様がご覧くださいました。
ワークショップにはそれぞれ15名ほどが参加。
施設の施設長、ヘルパー、トレーナー、家族など、いろんな職種の方がいらっしゃって、MYSSIのお話しや施設としての地域とのつながりの話題提供の後、それぞれ介護についてお話し下さいました。どなたも中身が濃くて興味深い!でも、前向きであたたかい、いや、天気とは裏腹に熱かった!Img_9736

現場での矛盾や戸惑いも出ましたが、みなさんの「思い」はそれ以上。
本人のQOLを考えて、より良い介護を実現したい。
思いを伝え合うこと、つながることで、現場の抱える問題点を、少しづつ解きほぐしていくのかもしれない、と思えました。

Img_9752_2 さまざまな人が参加くださった会。
今後も続けていきたいと思いました。
ご協力、ご参加ありがとうございました。

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